2008夏 谷川岳馬蹄形 縦走(8/6〜8)(OB山行) ![]() 白毛門からの谷川岳東面の岩壁 | |||||||
期 日;2008年8月6日(水)〜8月8日(金) コー ス;土合〜谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳〜武能岳〜蓬峠〜七ツ小屋山〜清水峠〜朝日岳〜笠ヶ岳〜 白毛門〜土合 メンバー;L.鳥切昇治、松井 清(会友)、大和義孝 3名(敬称略) コースタイム 8月 6日;土合(谷川岳ロープウエー)〜天神平〜谷川岳肩の小屋 鳥切宅5:40―大和宅5:50―7:15練馬IC―(環八・関越道(赤城高原SAで休憩)) ― 9:05水上IC―(コンビニ)―9:30土合(谷川岳ロープウエー) 谷川岳ロープウエー9:50―10:03天神平10:18―11:03熊穴沢避難小屋11:15―12:39肩の小屋(泊) 8月 7日;肩の小屋〜谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳〜武能岳〜蓬峠〜七ツ小屋山〜清水峠 肩の小屋5:45―6:05谷川岳オキの耳6:10―7:15一ノ倉岳7:27―7:47茂倉岳7:51― 9:47武能岳9:55―10:42蓬峠11:25―12:30七ツ小屋山12:47―13:35清水峠(避難小屋泊) 8月 8日;清水峠〜ジャンクションピーク〜朝日岳〜大烏帽子〜笠ヶ岳〜白毛門〜土合〜帰宅 清水峠5:50―7:55ジャンクションピーク―8:10宝川温泉分岐(水場)8:20―8:25朝日岳8:45― 9:26大烏帽子―9:39小烏帽子9:50―10:13笠ヶ岳10:20―11:15白毛門11:22― 11:30白毛門下のピーク12:00―12:35松ノ木沢の頭―14:35土合(東黒沢出合) 帰路:土合15:30―(湯檜曽で入浴・食事・関越道・環八・第三京浜・環二)―21:50自宅 | |||||||
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行動記録(記録 鳥切) 第1日目 8月6日(水)天候:曇・ガス一時雨 土合(谷川岳ロープウエー)〜天神平〜 谷川岳肩の小屋 関越道では一時雨に降られ心配したが、雨も上がり水上ICを下りる前は谷川岳がくっきりと見えた。 谷川岳ロープウエー駐車場に車を入れ、ロープウエーで天神平に上る。 時折、ガスで視界が悪くなるが、歩くには丁度良い。シモツケソウ、ヤマアジサイがいっぱい咲いている。 家族連れの登山者が多い。熊穴沢避難小屋で一休み。 天狗の溜り場ではヒメシャジン、シモツケソウ、トリカブトなどが、ガスの中で幻想的に咲いていた。 ガスで眺望が良くない中、肩の小屋に順調に到着。今日はここに泊る。 管理人の馬場さんと外で話しをする。8/3に雲稜の南さんが登って来たとのこと。 一休みしてからトマの耳まで行く。上州キオンが群落して咲いている。 帰りに大きなケルンに埋め込まれたレリーフ(建立に参加した団体が記されている―当会も記されている)を見る。 肩の小屋の宿泊は、我々三人だけ。夕食後、外に出る。晴れて来て仙ノ倉山までの峰々が見える。 雲の動きが美しい。稜線を滝の様に越えて行く雲、万太郎谷上空にもくもくと湧き上がる入道雲、夕日に焼ける雲。 夜中は星がきれいだった。 *血中酸素濃度記録(血中酸素濃度/脈拍数):大和:98/77 松井:97/86 鳥切:98/59 | ||||||
![]() ケルンのレリーフ(下段左から3列目当会) |
![]() 稜線を越える雲 | ||||||
![]() 雲上に浮かぶ俎ぐら |
![]() 万太郎、仙ノ倉方面の入道雲 | ||||||
![]() 上から見た一ノ倉沢 ![]() 一の倉岳から茂倉岳への縦走路 ![]() 茂倉岳から武能岳への稜線 ![]() 武能岳にて |
第2日目 8月7日(木)天候:晴 肩の小屋〜谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳〜武能岳〜蓬峠〜七ツ小屋山〜清水峠 晴天に恵まれた。素晴らしい眺め。 谷川岳オキの耳山頂(1977m)で360度の眺望を楽しむ。今日歩くコースが延々と続く。 ノゾキで一ノ倉沢を覗く。吸い込まれそうだ。 一ノ倉岳の登りは露で下半身が濡れる。 茂倉岳へ向う道は、熊笹に覆われていて下半身が絞る様にズブ濡れ。 茂倉岳(1978m)から下って行くとちょっとしたピークがある。 春、雪で道が分らず道探しで時間がかかったところである。 日が高くなり暑くなってきた。道が熊笹に覆われて見えない為、掻き分けながら慎重に歩く。 ロングスパッツをしていても靴の中までグッショリ濡れている。 武能岳(1760m)の急坂を登り切る。緑の絨毯の中にポツンと黄色の蓬ヒュッテが見える。 七ツ小屋山、清水峠まではまだ長い。 熊笹の中を下り、白樺尾根からの道と合流して蓬峠(1529m)に到着。 蓬ヒュッテは開いていたが、管理人は出掛けていて不在だった。 昼食後、清水峠へ向う。七ツ小屋山手前で鳥切が疲れから遅れ始める。 七ツ小屋山(1675m)から清水峠までは近いので二人に先行してもらいマイペースで歩く。 大源太山分岐まで来ると道の下草が刈ってあり歩き易くなる。今日は、他の登山者に一人も会わなかった。 清水峠(標高:約1450m)に先に着いた二人が水汲みに行ってくれた。 白崩避難小屋は、JR東日本の所有。外観は良いが、中は古い。板の間は一応きれいだが、 床下はビニール袋のゴミやペットボトルが散らかり汚い。悪臭もする。利用者のマナーが悪過ぎると思う。 管理者には申し訳ないと思う。知っていれば絶対に泊らない。 靴やソックスが濡れているので絞って乾す。サンダルが欲しいところである。 水場は、旧道を湯檜曽川側に3〜4分行った所にある。水は、少し茶色みを帯びているが飲んでも問題ない。 水場で体を拭いて着替えをし、サッパリする。 夕食は中で食べる気がしないので外で食べる。 *血中酸素濃度記録(血中酸素濃度/脈拍数): 大和:95/85 松井:97/79 鳥切:95/64 |
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![]() 一ノ倉岳から7月に縦走した谷川岳・オジカノ頭・万太郎山の稜線を望む | |||||||
![]() 武能岳から蓬峠を目指す、遠くに蓬ヒュッテが見える |
![]() 蓬ヒュッテにて | ||||||
![]() 蓬峠から七ツ小屋山への登り |
![]() 清水峠の避難小屋に着く | ||||||
![]() 朝日を浴びる清水峠 ![]() 一晩お世話になった小屋の前で ![]() ジャンクションピーク手前から踏破した峰々の遠望 谷川岳・一の倉岳・茂倉岳・武能岳 ![]() 朝日岳を目指して登る松井、鳥切 ![]() 朝日岳の池塘と上越の山々 |
第3日目 8月8日(金)天候:晴 清水峠〜ジャンクションピーク〜朝日岳〜大烏帽子〜笠ヶ岳〜白毛門〜土合〜帰宅 寝ている時は気が付かなかったが、太ももを何箇所もダニに食われて赤く腫れている。 大和さんも食われたようだ。大丈夫なのは一人だけか? 今日も暑くなりそう。ジャンクションピークへ向う。風は無いが日陰で涼しい。 上部まで登ってくると晴れて来て暑くなり、時折吹いてくる涼しい風にホッとする。 道の下草は、刈ってあるが露で膝から下が濡れる。(土合の登山口まで刈ってあった) 登り切り、ジャンクションピークを過ぎると池塘が点在する草原が広がる。ニッコウキスゲがまだ咲いている。 草原の先に朝日岳が見える。何時までも居たい気分になり、心が癒される。 宝川温泉分岐から少し下った所に水場がある。冷たい澄んだ水でおいしかった。 朝日岳(1945m)山頂に立つ。谷川岳東面の岩壁群、歩いてきた峰々、白毛門までの稜線を追う。 武尊山、遠くの越後駒の方まで見える。 山頂は、花が一杯咲いている。ここは正に地上の楽園だ。 小烏帽子の下りで県警のヘリが近くまで来て何度もホバーリングを繰り返す。何かあったのか? 春のテントサイト(笠ヶ岳鞍部)は、アキノキリンソウが群落して咲いていた。 県警のヘリは、我々が笠ヶ岳(1852m)山頂に着いても近くを捜索していた。 笠ヶ岳の下りで、昨日肩の小屋を出て以来、初めての登山者に会う。今日は清水峠まで行くという。 稜線歩きは、太陽にあぶられる感じで兎に角暑い。白毛門(1720m)に着いた。土合の建物が眼下に見える。 白毛門から少し下った、谷川岳東面の岩壁が良く見えるピークで大休止。靴を脱いで濡れた靴下を乾かす。 後は土合まで下るだけ。 土合までは長く辛い下りである。樹林帯に入り、暑い日差しから開放される。 ロープウエーの建物が見えてきても高度はなかなか下がって行かない。 尾根筋から林の中に入り、沢音が一段と大きくなって東黒沢に出る。 ヤレヤレ、お疲れさま。 橋の下の川の水で、体を拭く。 一息入れてから、ザックを二人に託し、車を取りにロープウエー駅まで行く。車道の上りは、嫌になる。 湯檜曽の温泉で汗を流し、水上IC手前でザルソバを食べてから帰途に着く。 | ||||||
![]() 朝日岳手前縦走路から少し外れた水場で |
![]() 花が咲き乱れている朝日岳山頂から | ||||||
![]() 朝日岳山頂にて |
![]() 朝日岳からこれから行く大烏帽子、小烏帽子・笠ヶ岳を望む | ||||||
![]() 人を探していると思われる群馬県警のヘリコプター |
![]() 白毛門にて |